オンラインゲームのことなど。
■ trackbackでいかにあそぶか。
せっかく、1900年代の過去日記領域があるので、そこを遣うことも考える。
1 尻取り。書いたら次の人にトラックバックで知らせる。
まあ、告知はキーワードを利用した方がみはらしはいいかも。
まあ、これは簡単な例。同様にリレー小説も出来る。
でも由来、リレー小説と言うのはむずかしいしあまり盛り上がらない。
ただ、はてなでやる場合おもしろいのは、無限分岐が発生する可能性があるということ。勝手につづければいいのだから。でも見晴らしは悪いな。
まあ、ターン式のゲームは工夫すればこの応用で何とかできるはず。でも公平なランダム性はやっぱりさいころCGIとかをつかわないといけないかも。むかし、手紙であたまのなかの碁盤で将棋をするということがありましたな。
2 マスターを設定するなら話は簡単。テーブルトーク(というよりPBMにちかい)ができる。マスターは1900年代でつぎのイベントの日時を設定。参加者はマスターのその日付の日記にトラックバックして、リアクション案を書く。で、マスターはそれを一覧して、リアクションをその日付に書く。以下同様。
3 あるいは、箱庭諸島みたいに、参加者が書くのは、案ではなく実際の行動で、マスターのその日付のものは、それらを総合した結果を書く、のでもいい。この場合は、参加者は何をしていいかが厳密に決定されていて、マスターは解釈するのではなく、あくまでも世話人的なCGI的機能になる。ただし、後だし行為をさける工夫は必要だろう。また、この場合は、さいころ的なものがなおさら必要と思われる。
■
蓬莱学園というのをご存知だろうか。google:蓬莱学園
まあ、ある意味で最強の学園もの、なのだけど、その設定はかつてPBMつまり、手紙のやり取りで、テーブルトークみたいなことをしてゲームが進行されていく中でかなり構築されていった。
というわけで、ぼくは九十年動乱に参加できなかった鬱憤をどうにかしたいわけで、しかしもはやゲームやってないと言うか、やっててもどうも「違う」
それはオフィシャルがやってないから、というよりも、あのゲームの本質は、設定創造的なゲームだったところにあるわけで、しかし、権利関係というか、オフィシャルな権威のあるマスターが存在しない限り、設定の拡張は無理。
要するに、オリジナルゲームの本質は、投稿した設定が採用されて、マクロなストーリーに反映されていったり、世界の細部が埋まっていく、そういう快楽だったわけで、逆に言えば、マスターがいて、マスターに投稿した時点ではひとめにふれていない、という意味で、安心してムチャがいえたわけである。
な、わけで、現行のサークルなんかがやってるのは、基本的には設定創造的なゲームではない。あるゲームはメーリングリスト形式なのだが、これはマスターがいないだけに、今度は、自由度を計るのが難しい。
よいゲームと言うのは、やっていいことを決定する手続きに曖昧さがない。
と、いうわけで、個人的に考えてみたい課題。
マスターがいない、生活、あるいは社会、歴史、つまり居住系のオンラインゲーム、すなわち、ゲームクリアの概念、イベントクリアの概念のない、ゲーム目的がひらかれているゲームを、CGIなりのWWWベースでできるかどうか、考える。
蓬莱学園世界を想定するわけではないが、蓬莱学園世界を舞台にしてもつかえるシステムを考える。
そうなると、キャラクターに何が出来るのかを、システム的に完全に決定してしまう必要がある、マスタリングを最小限にして、システム維持だけに限定するなら。
1、空間的移動。
2、遭遇、会話。
3、景観と、そこにある物体の定義。
4、所有と譲渡。
5、設定上の人数と実際の参加人数を埋めるNPCや背景設定。
たとえば、学校を設定しても、学校構成員を全員プレイヤーでまかなうのは無理だろう。そういう意味で、NPCは不可避ではあり、ある程度のマスタリングも不可避ではある。ただし、マスタリングを機械化することは不可能ではなかろう。
6、身体、病気、死亡、食事。
とくに可死性は重要である。
ここに、体力もはいるかもしれない。
7、技量、知識、技術。
超自然的能力もふくまれるだろう。
8、ゲーム以前のキャラクターの来歴。
勝手に決めていいのか。
9、時間。
世界内部の時間とリアルタイムの間の関係。
10、プレイヤーの得た情報とキャラクターの得た情報の関係。
思うに、生活の必要行為というのは欲されてはいないのだろう。
で、いちばんたやすく思いつくのは、中世にして、平民を全部NPCにして、後はなるべくリアルに、なんてやり方。
まあ、とりあえずリストアップしただけ。たいへんすぎ。
Comments(in hatena)
koseki『0000~1900年代のスペースを使って、架空の日記を書く遊びとか面白いかもしれませんね。複数の参加者が架空の町の住人として日記をつけてみる、とか。』
jouno『TRPGとまでいかなくてもその程度でも面白いですが、やはり問題はマスター抜きだと内容の相互調整をどうするかがむずかしいです。』
DocSeri『どう自動化してもマスターの負担は膨大なものになりますね。個々の行動を吟味して世界の状態に反映させないと面白くならないし。』
jouno『まあ、だから実際のPBMは複数マスター制にしたりしてるわけですが。』
jouno『ああ、ていうか、人間によるマスタリングの場合はもちろん、多くても五人ぐらいを想定してました。』