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Drifting Antigone Frontline

2003/04/11 00:00 JST

都知事選 09:05

わたしは都民なのですが、とにかく石原慎太郎は支持できない。

政治的鬱憤とか、なにかやってくれそうという空虚な期待感で支持してはいけないと思う。実際にかれが何をしたかを見れば、ろくなことはしていない。有名だとか、俗受けするパフォーマンスだとかにごまかされるべきではない。

豪放磊落な身振りは誰にでもできるものであって、そういう身振りのうらにじつは有能だという幻影をもたらしているだけで、実際には単に粗野なだけだ。粗野さと対極にある胡散臭い洗練に飽き飽きしているからといって、では粗野であれば誠実かというとまったくそんなことはない。それは田中真紀子のときにもはっきりとわかったことではないか。

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/2691/isihara/isihara_kansi.html

http://comcom.jca.apc.org/gounotori/

とにかく、何かやってくれそう、などという、かれの政治や能力、公約を無視して、かれがつくりあげたイメージだけで支持することほど危険なことはない。具体的に、何を言っているかを検討すれば、石原が無責任に都民の感情論に、迎合しつつ、右翼的な少数派への切り捨てを行っていることは明白です。

というわけで、わたしはさしあたり樋口恵子さんを支持します。

http://www.ne.jp/asahi/ayu-kawa/sou/terayamadanshou.html

椎名林檎とバタイユ 01:26

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5771/papers/hegel-bataille.html

多くの人が、寺山修司の真似だと椎名林檎のことを言う。しかし、ぼくにはどのへんが似ているのかよく分からない。むしろ、バタイユを考えるべきなのではないだろうか。その有罪性の観念と蕩尽、汚濁の聖性。

http://www.math.waseda.ac.jp/~okuda/HT/te-yama/046.html


Comments(in hatena)

nobody『寺山修司先生じたいが真似(という言い方には少々語弊がありますが)なので。
っていうか寺山先生には「偉大なる嘘つき」(←褒めています。為念)という類稀な才能<del>が</del><ins>も</ins>あったのかなあと(と思う)。
バタイユは全く知らず、寺山先生のことも殆ど知らないくせにエラソーなこと言うものではなかったです。すみません。』
jouno『http://www.ne.jp/asahi/ayu-kawa/sou/terayamadanshou.html 寺山はパロディストとしても勇名だったみたいですね。』
nobody『またしてもリンク先も読まずに反射的コメント返しですみません。
先生は「石川啄木の未発見稿」といったものを作ったりもされたとか。
というか、彼は自分の出自すら嘘の材料にするような、嘘の神様のような人だったかなぁ、と(と思う)。
演劇や文芸の基には「虚構」があると考えれば、嘘つきは最大の賛辞だと思いますけれども。
もっとも「アンファン・テリブル寺山修司」の名を高めた歌集に対しては、
「同時代・同世代の某氏からの影響が明らかだ」との説(研究結果)もあるそうですが(と思う)。
無知のくせに、またまたいろいろ書いちゃって。もう 。^^ 。 > わたくし (汗;』
nobody『寺山修司・断章、ざっと読みました。M.フーコーまで出てきてしまうと… 。^^ 。
ただでさえ背伸びしている(汗;わたくしにとっては、
「やっぱり世界は広いなぁ。勉強しなくてはなぁ」という感じです。
ありがとうございました。』