■ はてなRSS
http://d.hatena.ne.jp/antipop/
これはかなりいいサービスですね。
rssクライアントで読んでる方は利用してみてはいかがでしょう。いい感じです。
■ 貨幣論 降旗節雄『貨幣の謎を解く』白順社、一九九七 ISBN:4834400506
http://www.mayq.net/kaheiron.html
宇野派からの岩井の議論への批判。
やっぱり一番重要な批判は、「価値形態の図式はひっくり返せない」というところに集約されていると思う。貨幣で商品を買うということは、決して、商品で貨幣を買ったことにはならない。この決定的な非対称性を岩井は見失っている、という論点である。
この差異は、岩井が流通の場面、つまり観察している時点が、交換が今終了した時点であるのに対し、宇野派のマルクス経済学は、価値形態論とは、商品として売りに出され、価格表示がなされたが、まだ交換によってその商品の価値が価格と一致することが実証されていない場面を想定することだ、としているところからきている。
このへん、ケインズの流動性の議論と概念的には近似するところ。あと、宇野派は実質的には労働価値説を放棄していると個人的には思う。
■ id:hirusaiさん
http://d.hatena.ne.jp/hirusai/20030726#1059210896
キーワードの名詞以外への拡張は、断然反対です。
基本的に、キーワードに、普通の言葉というか、国語辞典に載ってるような言葉(走るとか飛ぶとか、慣用句だってそうです)というか、小学校で習うレベルの言葉を登録することには反対です。言い回しを登録するのも反対です。固有名詞と何らかのひろい意味での(専門)用語に限るべきだと思います。もちろん、この範囲から多少はゆるくすべきでしょうが、だいたいこの範囲に収まるようにすべきだと僕は思います。
よく考えてみてください。歯止めがないということは、文章がリンクだらけになるということですよ。キーワードを捕捉機能に中心を置いて考えるからそういう発想が出てくるんだと思いますが、捕捉するだけなら別になんでもかんでも登録してもいいんです。リンクが張られるんですよ。日記にリンクを張られたくないひとは、膨大なリンクをいちいち手動で表示されないようにしなければならないんです。これは大変な労力なんですよ。それに、そういう活用も関係してきたりすると、見苦しい半端リンク(語の切れ目と一致しないリンク)がたくさんできるじゃないですか。お願いですからリンクのほうが多い文章なんてものを想像してみてください。
ひとつひとつのキーワードについてだけ考えたら、問題は少なく思えるかもしれませんが、どうか、ルールについて考えるときは、たくさんのひとが、お互いのことを考えず、そのルールを最大限活用したらどうなるか、ということを考えてください。ルールは必然的に意図しない活用をされるんです。
id:hirusaiさん。わたしは、名詞以外への拡張は反対ですし、ごく普通の言葉(話題にかかわらずくりかえし文章に出現する、日本語のいってみれば組み込み関数みたいな言葉)を登録することにも(カテゴリー名として整理用に登録してあるやつをのぞけば)反対です。もしも納得いただけるようでしたら、そういう登録は止めてください。もちろん、ぼくにはなんの強制力もありません。ぼくはいつかリンクだらけの日記をうけいれる運命にあるのかもしれません。ですから、これはお願いです。
たしかに、捕捉機能は便利ですし、その利点を実際、ぼくはvermilionの形で活用してもいます。しかし、それと、キーワードリンクが無制限に張られてしまうことを考えたら、ぼくは捕捉機能の利点がそれを補うとは到底思えません。ぼくはいちばん、いいのは、捕捉機能専用のキーワードみたいなものがあってそれではリンクが張られないみたいになってればいいとおもいますが、現状、そうなってはいないのです。
追記。
誤解があるようです。
わたしは日記を捕捉される事には何の異議もないし、キーワード自体がうざったいわけでもなくて、本文にリンクが過剰に氾濫することを批判しているのです。
ですから、監視カメラの比喩でいえば、わたしはカメラに映ることをいやがっているわけではないんです。それははっきりとすでに書いておいたはずです。もっと別の言い方をすれば、わたしは、キーワードを通して日記同士がつながることには大賛成なんですって。ぼくがトラックバックやリンク元といったblog関係の機能に関心を持ってるのもそういうことです。
そうではなくて、ぼくは、日記の本文に過剰にリンクが張られることで見かけが醜くなり、読者に不快な思いをさせることを問題視しているんです。
日記は書き手同士だけのためにあるのではなく、本来、読者のためにあるものでしょう。
追記の2
http://d.hatena.ne.jp/hirusai/20030726#1059224535
キーワードリンク一般がうっとうしいわけではないですし、読者にとって利便性はもちろん、普通のレベルのキーワードならあります。ぼくはあくまでも、キーワードが本文に氾濫した場合、を想定しているわけで、キーワードシステムをぼくがいやなわけではないし、便利だと思ってるんですよ。問題なのは、ノイズが増えすぎると、本来の利便性がその海の中に埋もれてしまって失われてしまう、ということなんです。
Comments(in hatena)
caramelly『「ごく普通の言葉」に関して言えば、普通名詞のリンクを止めるという方法はありますね。』
jouno『そうなんですが、あまり一般的ではない概念、用語、とかも普通名詞なんですよね。』
hirusai『>語の切れ目と一致しないリンク)がたくさんできるじゃないですか そういう時は僕は一致したリンクを新たに作っていますよヽ(*゜゜*)ノ』
hirusai『リンクがいっぱいあった方が読み手にもインタラクティブで親切だと思うけど?|¬゜)ノ』
jouno『程度問題です。受験参考書でも何でもアンダーラインが引いてあったら見づらいだけです。』
hirusai『うっ説得力あるf(^ー^;』
DocSeri『あまりに一般的な固有名詞リンクが多いと、例えば「おとなり日記」の精度が著しく低下するという弊害も。』