オンライン・クライム
犯罪が起きるようであればそこは本物の世界といってもいいのかもしれない。コメントされているようにぼくはやっぱりちょうど「.hack」を連想した。感覚の再現レベルではヴァーチャル・リアリティはアニメまでいっていないけれども、社会性の再現レベルではかなりのところにいってるんじゃないだろうか。いつだったかも、オンラインでの家屋が現実のお金で売買されている、というニュースがあった。オンラインであるということは、リアルのひとつの形態で、けっしてリアル・ヴァーチャルという分別の仕方をするべきではないのだ、ということがはっきりしてきた感じがする。
それにしてもこういう場合、オフラインでの始末はともかく、シナリオというか設定との整合性の上でこういうアクシデントをどう物語化するか、始末するかというのは興味がある。アクシデントのたびに、これはゲームに過ぎない、という態度で楽屋をさらすのか、アクシデントの処理もふくめて、なるべく整合性をもたせようとするのか、そのへんが、オンラインでの生活をオフラインの生活とすくなくともそれなりに同様に重要に受け止める場合にはかぎになってくると思う。
というのは、ネットワークゲームにとって、オンライン空間というのは、想像的な単なるゲーム、妄想ではなくて、社会であり、人間関係だからだ。