パレスチナ
引用:
どうやら今回はイスラエルは忙しかったようだ。犠牲祭の休み(10日ー14日) が終わってから、パレスチナ人を驚かす新しい虐殺を行うのに、彼等は長い時間待た なかった。
11人の人が5時間の間に殺されたということは、メディアや世界にとっての新し い記録として数えられるかもしれない。約60人のパレスチナ人が2003年2月は じめ以来殺されている。イスラエルがこの調子で攻撃を続けたら、今年の終わりに は何千ものパレスチナ人が殺されてしまうだろう。もちろん世界はこれを虐殺とは呼 ばない。
何にいらいらさせられるかといえば、何人のパレスチナ人を一度に殺したら それが虐殺と呼ばれるだろうか、と考えてしまうことだ。昨晩寝ている時に父親と息 子二人が殺されたことは虐殺と呼ばれないのだろうか。難民キャンプの通りで遊んで いる子どもが殺されることは虐殺と呼ばれないのだろうか。2週間の間に60人のパ レスチナ人が殺されたことは虐殺と呼ばれないのだろうか?!
2000年の10月以来殺されてきたパレスチナ人一人一人が自分の死は虐殺だと 思えるストーリーを持っていたのだと思う。虐殺は数で決まるとは絶対思わない。虐殺とはどうやって、どうして殺されたかということだ。
何ておかしな世界なんだ。そして何ておかしな正義なんだ!!!!!!!!!T氏 (ガザ中部・難民キャンプ出身)