back_to_index

Drifting Antigone Frontline

hauN

2003/04/23 22:54 JST

追記。

まず、下の日記で反応があった。それへのぼくの感想は、なんか、ネットって本当に狭かったんだなあ、という隔世の感がある、というところ。当時は、いま、web日記という一般的で抽象的なカテゴリーであるものが、具体的で特定のコミュニティとして存在していたのだろうか、とも思います。現在では、そういうある程度一般的なコンセプトでは、もはやコミュニティを形成する核にはなりえないですから。たとえばブログはけっしてコミュニティを形成しない。コミュニティを形成しているのはかろうじて、Movable Type という特定のスクリプトの内部だけでしょう。また、実質的にコミュニティ的な交流があっても、それに名前をつけたり、領域として実体化することがおきない、そういうふうにははなしがいかない、という傾向も現在では強いと思われます。

ぼくは98年にgeoで手書き更新のサイトをつくるという形でネットに参入しました。そしてwhat’s Newが日記になり、日記をcgiでつくれるというはなしをきいて、いろんなcgiをためし、結局、akiaryがいいのかなあという結論に達し、という感じ。レンタルはさるさるを借りていた時期もあるし、いろいろです。理解が難しいと書いてるのは多分、ぼくもそういうコミュニティ的なものはテキスト庵を中心に参加しているような感じだったときもありますが、やはりそういう場合も特定の中央サーバというかスクリプトやサービスと不可分だったので、そういうものなしに、しかも固有名を持つコミュニティというのが不思議だったのです。

あと、hnsについてはhns-liteがあることを書いておく。いちおう存在は知っていたのだけれど、もうちょっとインストールややこしいものだと思ってた。でもなぜかまえインストールしようとしたときは思いっきり失敗したんだよな。liteじゃないほうのhnsのインストールのわかりやすいドキュメントもあるみたいだけど、telnetが出てくる段階で文章や説明がわかりやすくても普通のユーザーレベルではとても障害が大きい気がする。ていうか、ローカルがUNIXじゃないとつらいというか。

以上、追記。

link

うーん、ぜんぜんわかりにくいです。耳にしつつ、さっぱり意味がつかめないhauNという言葉、どういう意味なのでしょうか。えーと、すごい基本的なことなんですが、hauNというのはコミュニティだとして、それはなんらかのスクリプトを共有してるわけではないんですか。tDiaryはそういうスクリプトによるコミュニティですよね。

ここで言及されてる日記システムというのが特定のスクリプトのことでないとすると、なにをもってシステムと呼んでいるのでしょう。サイトの体裁? 段落アンカーその他つきの日記という概念? それともアンテナ?
コミュニティに属してるというのはどういう基準なんですか。アンテナを設置している? 単に顔見知りであればいい? じゃあ、たとえばhauNのひととよく相互に言及するtDiaryのひと、という存在は?

えーと、それと朝比奈アンテナができるまえはみんなアンテナのスクリプトを自作してたんですか?

ちなみにぼくにとって日記スクリプトで画期的で便利と思ったのはakiaryでした。

なんか、あまりにも異質でわからないことだらけです。

ちなみにhnsもよくわからないのですが、あれはいちおうスクリプトなので、わかるといえばわかる。ただ、レンタルのサーバーにftpしかつかえない状態で簡単にインストールできる環境ができないと普及しないのではないだろうか。そういう方向でわかりやすくする、簡単にするというのはないんだろうか。個人的にはhnsって、ものすごくとっつきにくいんですが。

  1. おぉ、Akiary、懐かしい。私もtDiaryの前はAkiaryを使ってました。ちゃちゃいれボードと称して1行掲示板のSSIを組み込み、StrictなHTMLに近付けるよう改造を試み、CSSによるデザインを目指したり。
    そこに、最初からすべてを備えた tDiary が登場し、試行錯誤の後動作させることに成功したわけです、はい。

    Comment by s.sawada — 2003/04/23 @ 2003/04/23 23:14 JST

  2. そうですね、いろいろやってみたものでした。いろんなあレンタルサービスを組み合わせたり。……

    Comment by jouno — 2003/04/23 @ 2003/04/23 23:35 JST

  3. hnsにもpというftpしかつかえないサーバーでも動作するバージョンがあります。
    インストール難易度で言えば、movabletypeはちょっと落第点クラス。日本語環境でpatchも楽になったとは言え、あれはサーバーの環境も選ぶし。

    hauNについては全然しりませんが、「日記を認める CGI」とかで検索すると情報があるとおもいます。

    Comment by otsune — 2003/04/24 @ 2003/04/24 04:39 JST

  4. http://www.inseki.gr.jp/~myaga/hns/3.html
    とか、またhns-liteの存在も知ってます。そのうえで、非常に敷居が高い、という印象です。
    あと、このサイト、Movable Typeじゃないですよ。b2は、phpなので、基本的にはインストールは、楽です。もっとも、データベースにアクセスできないといけないので大変ですが。

    Comment by jouno — 2003/04/24 @ 2003/04/24 07:30 JST

  5. ありゃ。「レンタルのサーバーにftpしか無い場合」ってところで反応したんですが。
    hns-liteよりもa-newsやAkiaryやnDiaryとかのほうが全然楽ですな。そりゃ。
    そっちかというとconfig.なんとかの設定とか、そういう要素で「難しい」という論点みたいですね。

    Comment by otsune — 2003/04/24 @ 2003/04/24 07:49 JST

  6. いえいえ、hns-liteのことは把握してましたが本当にftpだけでOKだったか書いた時点であいまいだったので、その点ではご指摘は正しいです。追記をしておきました。

    Comment by jouno — 2003/04/24 @ 2003/04/24 07:55 JST

  7. MovableTypeのインストールは、私にとっては割と簡単でした。
    check-cgiなんてのを用意してくれているのが
    親切だなぁと思いました。日本語化はしなかったし、
    サーバーの環境がたまたま良かったのだろうと思いますが。
    使っていく上ではRebuildがめんどそうだなぁというのと、スタイルシートがテキストボックスに入力する形式なので、複数のスタイルシートファイルをを設定画面で切り替えられるtDiary式の方が交換しやすく、やり方が洗練されているなという印象があります。

    tDiaryはFTPだけで一応インストールもできるのでしょうが
    Basic認証のあたりがちょっとややこしいですよね。
    あとプラグインを入れたときなど、
    tdiary.confにいろいろ(改行コードも配慮して)
    書き込んでいくのも大変だと感じる人がいそうな気がします。

    nDiaryは、文章を直すたびにプログラムを起動するのが大変だったのと、記号をつけてジャンルわけをするのがうまくいかなくて(たぶん正規表現をわかっていないせい。また、まとまった解説も少なかった)いやになってやめました。

    Comment by yuco — 2003/04/25 @ 2003/04/25 17:00 JST

  8. yucoさん、ありがとうございます。ぼくは日記cgi、とくにそういう難しいシステムはhnsで挫折して以来挑戦してないのですが、perlのcgiよりはphpのほうがインストールは、アプリケーションの複雑さにもかかわらず、楽な気がします。たいてい、(b2、xoopsやphpnuke、postnukeをインストールした経験から言うと)アップロードしてinstall.phpにアクセスして終わりですから。やっぱり初期のコミュニティが、知識のある人中心だったというのは大きいんだと思います。winを会社でofice、家でネットを見るのにしか使わない層に対応するのは大変ですけどね。
    MTの国際化は今後どうなるんでしょうね。商業化するんなら早晩、リアクションが出ると思いますが、オープンソースで同等のものをつくるほうが、気が楽な気もします。

    Comment by jouno — 2003/04/25 @ 2003/04/25 18:31 JST